

しつけは、できるだけ早い時期からはじめたほうが良いでしょう。子犬のトイレットトレーニングは、遅くとも生後2カ月ぐらいから始めなければこじれてしまうことも少なくありません。基本的に、しつけは、早ければ、早いほど身につけやすくなると思います。子犬がおうちに来たときから、愛犬のルールづくりを心がけたほうがよいでしょう。
ほめる・しかるのメリハリをつけることもとても大切なことだといえます。しつけで大切なことは、ほめるときとしかるときのメリハリをつけることなのです。たとえば、よい子のときは愛犬が落ち着いていたり、オモチャでひとり遊びしているなどだと思います。そういった時は、やさしい声で名前を呼んでみたり頭や体をなでて、ほめてあげると良いでしょう。
一方で無駄吠えや甘咬みといった、叱るべきときは、はっきりした口調で決めた号令を言いましょう。愛犬からさっと背を向けてみたり、その場を離れるようにしましょう。このように口調や接し方に意識してメリハリをつけなければなりません。そうしないと愛犬のほうが、どうしていいかわからないイライラから、ますます興奮してしまったり飼い主に心を閉ざしたり、反抗的になったりすることがあります。
犬の分離不安についてご紹介します。犬はもともと集団で行動する動物です。そんため一人なることが苦手です。飼い犬の場合には、生まれてすぐは母親犬・兄弟たちと過ごして、その後ペットショップや
家庭に引き取られて人間と一緒に生活することになります。当然ですが、野生の中に一人で生きている経験がないということになります。
そのため、留守番などの短時間であっても、一人ぼっちにさせてしまうと仲間を求めて吠えることがあります。また家族の臭いなどを求めるため、家のなかのものを噛んだり動かしたりすることもあります。これを「分離不安」というように呼んでいます。人間にとっては「分離不安=いたずら」ととらえてしまうことが多くあるようです。
もともと、番犬に適した犬種というように個々の性格や犬種の傾向もありますが飼い主と長い時間密着した生活を送っている犬ほどなかなか離れがたくなる傾向にあります。人間の都合としては、番犬としての犬を求めるということもあります。また仕事としても役に立ってもらわなければならないこともあります。強い分離不安を克服するためには家が安心できる自分の居場所だということを理解させることが大切です。そして長時間にわたっても飼い主の命令を守れるように指示語の理解と強い信頼関係が必要となります。