

飼い主が叱っても犬が無駄吠えをやめないのは、犬が叱られていると思っていないからです。犬が吠えているときに人間が同じように大声を出すと犬は応援されていると勘違いしてしまいます。そのため、ますますはりきって大きな声で吠えてしまいます。また、叱っている人を、自分より下位だと犬が認識しているような場合には、叱られても何とも思わないそうです。
そればかりか、逆にその人を守ろうとして必死に吠えます。このような理由から、問題改善はとてもむずかしいのです。無駄吠えの問題改善が見られるまでの時間は、ケースによっても異なります。無駄吠えの対処法などもありますのであせらず根気よく続けてみるとよいでしょう。例えば驚かせてやめさせるといった方法おまります。
小石や小銭などを入れた空缶を、犬が吠えているときに足元の地面に投げつけてみます。そうすると大きな音に驚いて、一瞬でも吠えるのをやめたら成功だといえるでしょう。ただ、飼い主がやったと気づかれないように注意したほうがよいでしょう。ほかにもその場で厳しく叱るようにしたり、トレーニングを強化したり、虚勢手術をする、犬小屋を落ち着く場所に設置するなどの方法もあります。
犬の分離不安についてご紹介します。犬はもともと集団で行動する動物です。そんため一人なることが苦手です。飼い犬の場合には、生まれてすぐは母親犬・兄弟たちと過ごして、その後ペットショップや
家庭に引き取られて人間と一緒に生活することになります。当然ですが、野生の中に一人で生きている経験がないということになります。
そのため、留守番などの短時間であっても、一人ぼっちにさせてしまうと仲間を求めて吠えることがあります。また家族の臭いなどを求めるため、家のなかのものを噛んだり動かしたりすることもあります。これを「分離不安」というように呼んでいます。人間にとっては「分離不安=いたずら」ととらえてしまうことが多くあるようです。
もともと、番犬に適した犬種というように個々の性格や犬種の傾向もありますが飼い主と長い時間密着した生活を送っている犬ほどなかなか離れがたくなる傾向にあります。人間の都合としては、番犬としての犬を求めるということもあります。また仕事としても役に立ってもらわなければならないこともあります。強い分離不安を克服するためには家が安心できる自分の居場所だということを理解させることが大切です。そして長時間にわたっても飼い主の命令を守れるように指示語の理解と強い信頼関係が必要となります。