

犬をしつけするときは色々と大変ですよね。ある程度の基本的なしつけはしたけれども、無駄吠えだけがどうしても直らないというケースもあります。たとえば他の犬が通りかかったり、他人が近寄ったりするとどうしてもほえてしまうという犬もなかにはいると思います。飼い主さんがいくら叱っても、言うことを聞かなくて困っているという方もいると思います。
こういった場合には、縄ばり意識が原因だと考えられます。犬の無駄吠えというものは、多くの飼い主の方が、多少なりとも悩んでいる問題だと思います。けれども、犬たちにしてみればこれは「無駄」ではなくて理由があるから吠えているということなのです。たとえば「警戒や警告」によるものだということも考えられます。犬の場合は、仲間や縄ばりを守ろうとする意識が強いです。
そのため、それらに近づく見知らぬ人や犬、そのものなどに対して断固として吠えて抗議をおこなうことがあります。また困ったことに、通行人や犬、来客などは、その場を立ち去ってしまうので、犬は「今日も吠えることによって上手く追い払うことができた」という満足感を得てしまうのです。このようにして犬の頭の中には、「見知らぬもの→吠える→いなくなる」という図式ができ上がってしまい「吠える」という行動が強化されていってしまうということなのです。
犬の分離不安についてご紹介します。犬はもともと集団で行動する動物です。そんため一人なることが苦手です。飼い犬の場合には、生まれてすぐは母親犬・兄弟たちと過ごして、その後ペットショップや
家庭に引き取られて人間と一緒に生活することになります。当然ですが、野生の中に一人で生きている経験がないということになります。
そのため、留守番などの短時間であっても、一人ぼっちにさせてしまうと仲間を求めて吠えることがあります。また家族の臭いなどを求めるため、家のなかのものを噛んだり動かしたりすることもあります。これを「分離不安」というように呼んでいます。人間にとっては「分離不安=いたずら」ととらえてしまうことが多くあるようです。
もともと、番犬に適した犬種というように個々の性格や犬種の傾向もありますが飼い主と長い時間密着した生活を送っている犬ほどなかなか離れがたくなる傾向にあります。人間の都合としては、番犬としての犬を求めるということもあります。また仕事としても役に立ってもらわなければならないこともあります。強い分離不安を克服するためには家が安心できる自分の居場所だということを理解させることが大切です。そして長時間にわたっても飼い主の命令を守れるように指示語の理解と強い信頼関係が必要となります。