

犬の排泄というものには、「マーキング」という意味もあるそうです。目立つ場所などで排泄をして、自分のにおいや痕跡を残すことによって自分の存在をアピールして「テリトリー」を主張しようとしているそうなのです。そのため、散歩のとき、あちこちでおしっこをするということは犬の本能だと思います。しかし、本能とはいえ、よそのお宅の玄関先など迷惑になってしまう場所に排泄することはマナー違反だとおもいます。
排泄の場所に注意すれば、それと同時に犬が必要以上にテリトリー意識を強く持たないようにして、散歩のコースや時間をこまめに変えるようにしたほうがよいでしょう。また、犬がテリトリーを主張する必要がないようにと飼い主がしっかりとリーダーシップをとることもとても大切なことです。これで「外で排泄したい」という犬の欲求は、多少なりともおさえることができるのではないでしょうか。
条件反射を利用した訓練も効果的だとされています。何かの合図とともに、排泄したくなるようにと犬をトレーニングしておけばトイレのしつけもしやすくなります。犬が排泄している最中に、何か言葉を決めておき指示を与えてあげましょう。例えば、排泄中に毎回「シーッ」などと言ってこれを何度も何度も繰り返していきます。犬は「シーッ」という言葉で、条件反射的に排泄したくなるとおもいます。犬が上手に排泄できたら、うんとほめてあげて、その場所での排泄は正しいことだと犬に認識させると良いでしょう。
犬の分離不安についてご紹介します。犬はもともと集団で行動する動物です。そんため一人なることが苦手です。飼い犬の場合には、生まれてすぐは母親犬・兄弟たちと過ごして、その後ペットショップや
家庭に引き取られて人間と一緒に生活することになります。当然ですが、野生の中に一人で生きている経験がないということになります。
そのため、留守番などの短時間であっても、一人ぼっちにさせてしまうと仲間を求めて吠えることがあります。また家族の臭いなどを求めるため、家のなかのものを噛んだり動かしたりすることもあります。これを「分離不安」というように呼んでいます。人間にとっては「分離不安=いたずら」ととらえてしまうことが多くあるようです。
もともと、番犬に適した犬種というように個々の性格や犬種の傾向もありますが飼い主と長い時間密着した生活を送っている犬ほどなかなか離れがたくなる傾向にあります。人間の都合としては、番犬としての犬を求めるということもあります。また仕事としても役に立ってもらわなければならないこともあります。強い分離不安を克服するためには家が安心できる自分の居場所だということを理解させることが大切です。そして長時間にわたっても飼い主の命令を守れるように指示語の理解と強い信頼関係が必要となります。