

犬に吠えることをやめさせる方法は、今までも色々と試されてきたそうです。たとえば水鉄砲やポンプ式のボトル、レモンジュース、スプレー、口輪、粘着テープ、ガラガラ音を立てる缶、ひどいものであ電気ショックをあたえる首輪などもあったそうです。こういったアイテムのなかには有効なものもあるそうですが大半は効果がないようです。効き目がある場合であっても残酷になりがちだとおもいます。
これでは犬と飼い主の間の関係が損なわれかねないですよね。犬が吠えるということは、群れにかかわる事柄について伝えるためなのです。危険を感じ取った場合に仲間に警告を発する場合こともあります。また群れの領域に何かが侵入したのを察知して家を守らねばと吠えることもあります。その原因は何であれ、犬は愛するものたちのために反応しているということなのです。
せっかく危険をおしえているのに、乱暴な行為を犬がされれば、その後の関係に傷をつけるとおもいます。そして暴力的な矯正は問題解決にはなりません。けれども、犬の意思伝達パターンをきちんと理解していれば、問題は簡単に解決することができます。吠えることをやめさせるときに野生の犬族が取る方法は、とても単純なようです。黙れという信号を発するのは、群れのリーダーや子犬の母親です。また群れでその個体よりも明らかに順位の高い犬なのです。
犬の分離不安についてご紹介します。犬はもともと集団で行動する動物です。そんため一人なることが苦手です。飼い犬の場合には、生まれてすぐは母親犬・兄弟たちと過ごして、その後ペットショップや
家庭に引き取られて人間と一緒に生活することになります。当然ですが、野生の中に一人で生きている経験がないということになります。
そのため、留守番などの短時間であっても、一人ぼっちにさせてしまうと仲間を求めて吠えることがあります。また家族の臭いなどを求めるため、家のなかのものを噛んだり動かしたりすることもあります。これを「分離不安」というように呼んでいます。人間にとっては「分離不安=いたずら」ととらえてしまうことが多くあるようです。
もともと、番犬に適した犬種というように個々の性格や犬種の傾向もありますが飼い主と長い時間密着した生活を送っている犬ほどなかなか離れがたくなる傾向にあります。人間の都合としては、番犬としての犬を求めるということもあります。また仕事としても役に立ってもらわなければならないこともあります。強い分離不安を克服するためには家が安心できる自分の居場所だということを理解させることが大切です。そして長時間にわたっても飼い主の命令を守れるように指示語の理解と強い信頼関係が必要となります。