

飼い主さんが望まないペットの行動を止めるためには3つの有効な方法があります。そのひとつはそういった行動をさせないことです。2つめはお仕置きをすること、3つめは別の相反する行動を教えるという「こと」なのです。この3つの中でどれが適用することが難しかというと罰を与えることでしょう。私たちがよく言うノーということは、実はあまり効き目がありません。ノーという言葉は音声的に言ったとしても犬や猫などのペットにとって説得力を持たないからです。
そのうえになだめるような声を発しているとしたら、よけい言うことを聞かないとおもいます。ある行動を罰するためには次の3つの基準を満たさなくてはならないのです。まず初めに不愉快な声を出してみましょう。歌うような声でノーと言ってもぜんぜん効き目はありません。厳しい声を出して、また綱を引っ張ったり水をスプレーしたりする、もしくはシトロネラ油がスプレーされる首輪を使ってもよいでしょう。
それからよくない行動の最中に、もしくは直後に間髪を入れないでお仕置きをしなければなりません。粗相をした子犬を数時間経ってから叱ったとしても、ただ怖がらせるだけです。三番目には、お仕置きはその行動をとるたびに必ず与えねばならないということです。たとえば電話をしている時だけ吠えている犬にたいして静かにするよう怒ったとしても、それ以外の時に無視したのではその犬は吠え続けてしまうということなのです。
それは、飼い主さんの関心を引けるわけだからです。それでは困った時、飼い主さんはどうしたらよいのでしょうか?たとえば犬が跳びあがるたびに180度回転させるというように、よくない行動を修正するための一貫した効果的な方法を見つけるようにしましょ。それから他の2つの方法を試してみましょう。ある行動をやめさせるためには、それを完全に無視して絶対に肯定をしないようにします。たとえば、犬が跳びあがっているあいだは、撫でたり喋ったりはしないということです。
犬の分離不安についてご紹介します。犬はもともと集団で行動する動物です。そんため一人なることが苦手です。飼い犬の場合には、生まれてすぐは母親犬・兄弟たちと過ごして、その後ペットショップや
家庭に引き取られて人間と一緒に生活することになります。当然ですが、野生の中に一人で生きている経験がないということになります。
そのため、留守番などの短時間であっても、一人ぼっちにさせてしまうと仲間を求めて吠えることがあります。また家族の臭いなどを求めるため、家のなかのものを噛んだり動かしたりすることもあります。これを「分離不安」というように呼んでいます。人間にとっては「分離不安=いたずら」ととらえてしまうことが多くあるようです。
もともと、番犬に適した犬種というように個々の性格や犬種の傾向もありますが飼い主と長い時間密着した生活を送っている犬ほどなかなか離れがたくなる傾向にあります。人間の都合としては、番犬としての犬を求めるということもあります。また仕事としても役に立ってもらわなければならないこともあります。強い分離不安を克服するためには家が安心できる自分の居場所だということを理解させることが大切です。そして長時間にわたっても飼い主の命令を守れるように指示語の理解と強い信頼関係が必要となります。