

クレート・トレーニングの紹介についてはほとんどが子犬を対象としているようですね。でもクレートの使用は、成犬にも役に立ちますよ。成犬の場合はたいていはじめはこの種のトレーニングをいやがります。しかし、慣れると家庭内にある他のどの「小屋」よりクレートに安心感を覚えるため好むようにもなります。なぜクレートを使うのかというとクレートは家庭での躾けに役立ちますし犬の破壊的行動を防いでくれて犬の安全性をより高めてくれるのです。実際にクッションを敷いた解放感のあるクレートと、広い部屋の真ん中とを比べてみるとクレートの方に好んで横になる犬のほうが多いようです。
シートベルトをしない犬にとってはクレートを使うことによって車での移動が安全になりますので方法としてはお勧めといえます。けれども車内に犬を長時間おく場合には、クレートの使用は避けたほうがよいでしょう。犬用クレートは、基本的に次の2つのタイプがありひとつは、金属製の檻のような折り畳み式のクレートでもう一つは成形プラスチック製の「エアライン」クレートです。
飛行機での移動に使用されることからこのように呼ばれています。エアライン・クレートは閉鎖された空間なので洞穴みたいです。そのため犬に好まれるのかもしれません。犬の好みがわかるまでは、借りたりして両方のタイプを試してみるとよいかもしれませんね。クレートを選択肢のひとつとして初めから犬に与えていれば、子犬と同じように成犬もほとんどが受け入れるようになりますよ。
犬の分離不安についてご紹介します。犬はもともと集団で行動する動物です。そんため一人なることが苦手です。飼い犬の場合には、生まれてすぐは母親犬・兄弟たちと過ごして、その後ペットショップや
家庭に引き取られて人間と一緒に生活することになります。当然ですが、野生の中に一人で生きている経験がないということになります。
そのため、留守番などの短時間であっても、一人ぼっちにさせてしまうと仲間を求めて吠えることがあります。また家族の臭いなどを求めるため、家のなかのものを噛んだり動かしたりすることもあります。これを「分離不安」というように呼んでいます。人間にとっては「分離不安=いたずら」ととらえてしまうことが多くあるようです。
もともと、番犬に適した犬種というように個々の性格や犬種の傾向もありますが飼い主と長い時間密着した生活を送っている犬ほどなかなか離れがたくなる傾向にあります。人間の都合としては、番犬としての犬を求めるということもあります。また仕事としても役に立ってもらわなければならないこともあります。強い分離不安を克服するためには家が安心できる自分の居場所だということを理解させることが大切です。そして長時間にわたっても飼い主の命令を守れるように指示語の理解と強い信頼関係が必要となります。