

たくさんの飼い主さんたちが、愛犬と一緒にドッグカフェにいったり、旅行にいったりドッグランなどへ行ってみたいと望んでいるようです。でもこのようなことを実現するためには子犬の頃のしつけがとても肝心なのです。しつけとはいっても「オテ」や「オスワリ」などの号令に従うことだけではないのです。何よりも大切なことは家族以外の人や犬に対しても適切なコミュニケーションがとれてさまざまな環境に適応することができる「社会性」を身につけることです。つまり子犬のうちから色々なことに慣らしておくということなのです。
犬の場合は生後7週から15週齢頃のことを「社会化期」と呼んでおりその文字通り「社会性」が培われる期間となるようです。さまざまな刺激に触れることによって脳を発達させることもできます。この時期は子犬に家庭以外の場所を体験させるということはとても大切なことなのです。社会化期を家庭のなかだけで過ごしてしまうと外の刺激に対してとても臆病なコになってしまうこともあります。たとえば散歩に出ると他の犬に唸り声をあげたり訪問先の犬や猫に攻撃を加えたり制服や作業服姿の男性に吠え掛かるということなどです。
見慣れないものに対して接し方がわからないため恐怖から攻撃的になってしまい適切なコミュニケーションの方法を知らないままに育ってしまうということなのです。このようにならないためには好奇心がとても旺盛な3ヶ月から4ヶ月齢のときに色々な刺激に慣らしておくことがとても大切です。そのことによって新しい刺激に怖気づくことがなくなり初めて会う人や犬にたいしてもきちんとコミュニケーションをとれるようになるのです。
犬の分離不安についてご紹介します。犬はもともと集団で行動する動物です。そんため一人なることが苦手です。飼い犬の場合には、生まれてすぐは母親犬・兄弟たちと過ごして、その後ペットショップや
家庭に引き取られて人間と一緒に生活することになります。当然ですが、野生の中に一人で生きている経験がないということになります。
そのため、留守番などの短時間であっても、一人ぼっちにさせてしまうと仲間を求めて吠えることがあります。また家族の臭いなどを求めるため、家のなかのものを噛んだり動かしたりすることもあります。これを「分離不安」というように呼んでいます。人間にとっては「分離不安=いたずら」ととらえてしまうことが多くあるようです。
もともと、番犬に適した犬種というように個々の性格や犬種の傾向もありますが飼い主と長い時間密着した生活を送っている犬ほどなかなか離れがたくなる傾向にあります。人間の都合としては、番犬としての犬を求めるということもあります。また仕事としても役に立ってもらわなければならないこともあります。強い分離不安を克服するためには家が安心できる自分の居場所だということを理解させることが大切です。そして長時間にわたっても飼い主の命令を守れるように指示語の理解と強い信頼関係が必要となります。