

【誉めるときは行動のすぐ後に】
誉める時も叱る時も同じなのですが、犬が何かいい行動や悪い行動をした直後に誉めたり叱ったりするようにしましょう。後から「あのときいいことしたね」なんて誉めてあげても、犬には何のことだかさっぱり分かりません。タイミングが悪いと、悪いことを良いことと認識してしまう可能性があります。
このことから、犬が行動した直後に誉めてあげると、どんなことをしたら誉めてもらえるのか認識をして、次からは誉めてもらいたくて良い行動をとるようになります。犬をしつけるには「叱る」より「誉める」ことが重要です。したがって、犬が良いことをしたらきちんとタイミング良く誉めてあげましょう。
【態度は変えずにしつけをする】
犬をしつける際の注意点として、犬が混乱しないように気をつけなければなりません。犬は頭が良いと言われていますが、人間の世界における善悪の判断がつくほど賢いわけではありません。したがって、犬が噛みつくなどの行為をしたら、例え甘噛みでもすぐに叱るようにしましょう。甘噛みだから叱らないと言うように態度を変えないようにします。また逆に良いことをした場合には、思いっきりたくさん誉めてあげましょう。
とは言っても犬は可愛いものです。多少悪いことしても「仕方ない」と、つい許してあげたくなりますが、それでもしつけをする時には毅然と一貫した態度で接するようにしましょう。
犬の分離不安についてご紹介します。犬はもともと集団で行動する動物です。そんため一人なることが苦手です。飼い犬の場合には、生まれてすぐは母親犬・兄弟たちと過ごして、その後ペットショップや
家庭に引き取られて人間と一緒に生活することになります。当然ですが、野生の中に一人で生きている経験がないということになります。
そのため、留守番などの短時間であっても、一人ぼっちにさせてしまうと仲間を求めて吠えることがあります。また家族の臭いなどを求めるため、家のなかのものを噛んだり動かしたりすることもあります。これを「分離不安」というように呼んでいます。人間にとっては「分離不安=いたずら」ととらえてしまうことが多くあるようです。
もともと、番犬に適した犬種というように個々の性格や犬種の傾向もありますが飼い主と長い時間密着した生活を送っている犬ほどなかなか離れがたくなる傾向にあります。人間の都合としては、番犬としての犬を求めるということもあります。また仕事としても役に立ってもらわなければならないこともあります。強い分離不安を克服するためには家が安心できる自分の居場所だということを理解させることが大切です。そして長時間にわたっても飼い主の命令を守れるように指示語の理解と強い信頼関係が必要となります。